先人の知恵を活かす。正月編
スタッフブログ
2021年1月10日

みなさんこんにちは♪
この3連休は自宅で自主されていますか?
この大田区でも、今年に入り
1週間平均約84人となっています。
都内でも、
世田谷区、新宿区に次ぐ3位が大田区と
私たちの周りで感染者数が増加しています。
ここで1人1人が再認識して
感染対策が必要です。
そこでこの3連休は外出自粛が求められています。
そんな外出自粛において、
暮らし方、住まい方に関して見直すチャンスかもしれません。
そんな住まい方を見直すきっかけとして、
「先人の知恵」というものに注目してみました。
先人の知恵とは、
昔の人の経験や蓄積によって生まれた、優れた知識・技術などを意味します。
例えば、神具を祀るために神棚も、端午の節句で兜を飾る床の間も、
今の新しい住まいではあまり見かけなくなりました。
その結果、自然を活かす工夫が入る余地のない、そんな先人の知恵を蔑ろにした家ばかりが
並ぶようになってしまったのです。
それならば、今ある場所を使って季節ごとの行事や室礼をもっと簡単に行ってみてはどうか?
さっそく弊社で簡素的ではありますがしつらってみました♪
正月、節分、雛飾り。。。と季節を感じながら暮らすための室礼提案
そんな今回は、暦でいうと「睦月」そして正月の室礼
正月とは?
すっかり聞き慣れた言葉ですが、
正月の行事をきちんと理解されているのは結構少ないのでは?
よく実家に帰るとよく見かける光景。
そして正月という言葉もよく飛び交っていたように思います。
でも、このコロナ渦で実家に帰れない。
帰省は我慢。
なんてご家庭も多かったと思います。
そうなるとますます正月という言葉も薄れてきますね。
ギリギリ「正月休み」という言葉は残るかもしれませんが、
冬休み?のイメージが強いかもしれませんね。
本来の正月とは、
年神様をお迎えし、新たな一年が始まる日です。
旧年の実りに感謝し、新年の豊穣と平和をお祈りし、
年神様をお見送りするための行事が正月と言われています。
今こそ見かけなくなった家の外に飾ってある「門松」
まず家の外にしつらえる「門松」の松は、神様が宿る「依代」で、
年神様が迷わないための目印になります。
また、玄関先に飾る「しめ縄飾り」のしめ縄には、災いが家に入らないように
するための結界という意味があります。
そして家の中にいらっしゃった年神様の御霊は「鏡餅」に宿ります。
正月のお節料理などは年神様をおもてなしするためのお供えものです。
お供えしたものを食べることで、身体の中に年神様の魂を取り込み、無病息災を祈ります。
このように年神様に祈りを捧げることで、新たな一歩を踏み出す。
それがお正月の行事と言われるものになります。
みなさんの家ではどうでしょうか?
以前は見かけたけど最近は、だんだんおろそかになったりしていませんか?
もちろん、これは強制行事ではありませんので、
必ずしも行わなければいけない。
なんてものではないですが、
先人の知恵として、引き継いでいくことも我々の役目かもしれません。
なんとなく我々50代、40代の世代では見慣れた光景かなと
でも、最近の若い世代の方はあまり見かけない光景かもしれません。
ただ、飾るだけではなく、それぞれの意味を知ることで、
もっと深く興味が湧いてくるかと思いますので、
ぜひ、この機会に皆様もどうでしょうか?
と今回は少しお知らせのタイミングが遅かったので、
正月は遅いですが、来月は2月 睦月になります。
2月にも季節の行事がありますので、次回は早めにご案内するように致します!
もし、弊社のお近くに来られた際は、
正月のお供えを見に来てください。
コロナ感染対策も引き続きしっかりと行っております。
入口で手指の消毒、マスク着用は必須ですが、
ちょっとでも正月気分を味わってみてはいかがですか?
rakuya+宮田