卯月である4月の室礼は花祭
スタッフブログ
2021年3月30日

みなさんこんにちは♪
なんとか続いている、rakuya+においての室礼シリーズ。
そんな4月は、花祭・予祝[はなまつり・よしゅく]になります。
4月8日は灌仏会、お釈迦様の誕生を祝います。
そして、みなさんが日頃行っている花見には、
秋の実りを願う予祝の意味も込められているようです。
花祭りは仏教の開祖であるお釈迦様の誕生を祝う行事で、「灌仏会」「後誕会」など様々な名称があります。
花いっぱいの「花御堂」にお釈迦様の誕生の姿を表した「誕生仏」が飾られ、その頭上から甘茶をかけてお参りしますが、
この日に振る舞われた甘茶を飲むと、無病息災になるといわれています。
境内に花で飾ったお堂「花御堂」が設けられ、
甘茶を入れた水盤の上に「誕生仏」といわれる釈迦の像が置かれます。
「誕生仏」は、釈迦が生まれてすぐ東西南北の四方にそれぞれ7歩歩み、
右手で天を左手で地を指して、「天上天下唯我独尊」
(てんじょうてんげゆいがどくそん/人間ひとりひとりが一つしかない命をいただいている尊い存在である)と
唱えたという姿を表したものと言われています。
釈迦の誕生時に九頭の龍が天から清浄の水を注いで産湯を使わせたという故事や、
同様に甘露の雨を降り注いだという故事から、柄杓で甘茶をすくい、誕生仏の頭上から注いでお参りします。
また、お花見は豊作祈願の行事として行なわれていました。
桜は、春になって山からおりてきた田の神様が宿る木とされていたため、
桜の咲き方でその年の収穫を占ったり、桜の開花期に種もみをまく準備をしたりしていました。
「サクラ」の語源には諸説ありますが、一説によると「サクラ」の「サ」は田の神様のことを表し、
「クラ」は神様の座る場所という意味があり、「サクラ」は田の神様が山から里に降りてくるときに、
いったん留まる依代)を表すとされています。
その他も色々と諸説がある桜は、日本の代表的な花と言ってもいいですね。
豊作を願って、桜のもとで田の神様を迎え、料理や酒でもてなし、
人々も一緒にいただくことが本来のお花見の意味だったようです。
そんな、卯月の花祭り/予祝を当店でもしつらえてみました♪
どちらにしろ、理由をつけて堂々と美味しいお酒が飲める
4月の室礼は、個人的にも気にいっています(^ ^)
普段、営業時間中はもちろんお酒は飲んでいませんので、
お近くに来た際は、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
宮田でした♪