6月の室礼は2つ 嘉祥菓子 青紫聯芳
スタッフブログ
2021年6月2日

みなさんこんにちわ。
今年は早めの梅雨と言われて東海まできていましたが
なかなか関東には訪れない。
昨年は6月11日ごろと言われているので、
あと少しでしょうか。
そんな雨も滴る6月16日は「和菓子の日」です。
無病息災を祈りつつ和菓子をいただきます。
草木が青々と茂る初夏の頃、「青」と「紫」で瑞々しさをしつらえます。
ちょっと私の暮らしの中では、なかなかない雰囲気です(^ ^)
そんな6月の室礼は2つ
1つは「嘉祥菓子(かしょうがし」
嘉祥とは、めでたい印という意味のようです。
「嘉祥菓子」の起源には諸説あるようですが、
16個のお菓子や餅を神様に供えたものをいただき、厄払いをする「嘉祥喰」という
行事が行われたことが始まりとも言われており、現代では「和菓子の日」とされているようですね。
そしてもう1つは、梅雨の時期ならではの「青紫聯芳(せいしれんぼう」という室礼です。
「聯芳」とは「ずっと芳しい」つまり好ましい状況が続いているという意味になります。
誰もが望む状況ですね。
この時期に咲き誇る紫の花のテッセンなど、庭の草花からは雨の恵みを受けて
本来の生命力を感じることができます。
室内では、白瓜の青色と茄子の紫色をしつらえると、お互いの美しくさや瑞々しさを引き立たせる
ことができます。
限られた空間の庭から感じられる無限の広がりを見せる中庭もこの季節にピッタリです。
外と中の空間を繋ぐ地窓
水によって映える景色や雨音の響きを楽しむ雨によって完成する庭は、風情があっていいですよね♪
ジメジメした雰囲気では、このように清涼感が漂う「水無月」で時間を楽しみたいですね。
雨の日が続くこの梅雨の時期に初夏の清々しさを感じる
6月の室礼「嘉祥菓子」「青紫聯芳」で時間を楽しみませんか?
きっと雨が降るのが待ち遠しくなるかもしれませんね^ ^
宮田でした♪