7月の室礼はみなさんご存知の七夕です☆
スタッフブログ
2021年7月1日

みなさんこんにちは!宮田です。
今年もあっという間に半年が過ぎ、後半に入りました。
今だに収まらないコロナウイルスで暮らし方も制限され、
さらにオリンピックで今後どうなるか不安ですが、
そんな気持ちを短冊に込めて、
少しでも世の中の雰囲気が良くなりますようにと!
そう七夕が今月7月の室礼になります。
願いを込めた短冊を笹に吊るし、彦星と織姫が逢える夕刻を待ちます。
日本の「棚機(たなはた)」と中国の「乞巧奠(きこうでん)」、二つの風習が習合する行事になります。
七夕は、現代では短冊に自分の願いを込めて笹に吊るし、彦星と織姫が一年に一度逢える夕刻を楽しむ行事で、これも古来中国の伝説に由来しています。
中国では、織姫が機織りや針仕事を司る星であることから、女性は裁縫や芸事の上達を、男性は学問などの書・文字の上達を願う「乞巧奠」という風習が生まれたようです。
その一方で、日本では、旧暦7月7日の夜、乙女が人里離れた川などの清らかな水辺にある機屋にこもって神様のために心を込めて着物を織り、穢れを水に流して祓う「禊」という行事が行われました。その時に使われたのが「棚機」という織り機であり、また「七日夕刻」に行われることから現代の「七夕」という読みになりました。
こうした二つの風習が習合して「七夕」になっています。
短冊の五つの色は「五常の心」に通じており、色を選ぶ時にも願いを込めます。
ちなみに五常の色は下記で
青 = 仁(愛) 赤 = 礼(礼儀) 黄 =信(信仰)
白 = 義(道理) 黒 = 智(知恵)
を表現しています。
みなさんは、今年の七夕は、何色の短冊で願い事を書かれるのでしょうか?(^ ^)
当店でも7月の室礼を飾らせていただいております。
コロナウイルス対策もしっかりしておりますので、
お近くに来た際は、お気軽にお立ち寄りください。
宮田でした!