9月のしつらえは重陽の節供
スタッフブログ
2021年9月3日

みなさんこんにちは♪
あんなに暑かったら毎日から一転して、
ちょっと肌寒い日が続いておりますね。
体調を崩しやすいのでご注意ください。
そな秋めいた9月のしつらえは、五節句の一つ、9月9日の「重陽」になります。
五節句というのは、
〇1月7日:人日(じんじつ)
〇3月3日:上巳(じょうし)
〇5月5日:端午(たんご)
〇7月7日:七夕(たなばた)
〇9月9日:重陽(ちょうよう)
とこの5つが日本行事のことをいいます。
古代中国の思想から奇数が重なる日に厄除けの行事を行うように伝わったのが節句行事。
その中でも、今月の重陽は日本では「菊の節句」とも呼ばれます。
綿にふくませた菊の朝露で身を清めて長寿を祈る「菊の着綿(きせわた・被綿)」。
こうした菊の花を使った風習が今もしっかり残っています。
菊をあしらったお菓子や料理、掛け軸、器や風呂敷など、菊に関連するものを花と一緒にしつらえることを「菊尽くし」と呼ばれています。
同じものをしつらえることは好ましくないとされていますが、菊と梅だけは「長寿」「生まれる」の意に関係するとして喜ばれます。
この重陽の節供を、今の若い世代の家族が普段の暮らしに取り入れるのは、なかなか難しいかもしれませんね。
今の日本人が日本の伝統を語れなくなったと言われてから長い年月が流れています。
でも、身近にはあまり感じていないかもしれないですが、
グローバル化が進む社会の中では自分たちの文化を大切に思い、伝えていく。
この大田区でも色々な国から来て暮らしいてる方も増えておりますので、
同時に海外の文化も尊重し合いながらコミュニケーションをとることがより良い社会にしていくことだと思っております。
このような和菓子はちょっとハードルが高いので、まずは「9月9日は重陽の節句と言って、日本酒に菊の花びらを浮かべてお酒を楽しむ日なんだぞ!」と
奥さんや子供に浸透させていくと、毎年待ち遠しくなるかもしれませんね。
理由をつけて、堂々とお酒を楽しめる。
外で自由にお酒が飲めないコロナ渦にぴったりです。
みなさんもぜひ、9月9日の重陽の節供を楽しんでください。
長寿のお祝いも忘れずに(^ ^)
楽しく暮らすには、住まいのリフォームもおすすめですが、
こんなしつらえの行事を楽しむことも大切ですね!
宮田でした!